こどもみらい 省エネルギー計算の基準

【2022年9月追記】
交付申請期限が、令和5年3月末までに延長されました。
その一方、下記の③「省エネ基準に適合する住宅(60万円/戸)」の補助対象は、
令和4年6月末までに工事契約を締結した物件 となりました。
実質的に、現時点での新規契約物件の申請は受け付けられません。

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子育て支援び2050年カーボンニュートラルの実現の観点から、
子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、
住宅の省エネ改修等に対して補助を行う、
「こどもみらい住宅支援事業」が、閣議決定されました。

国土交通省の制度概要ページはこちら

 

こどもみらい住宅概要

 ※国土交通省ホームページより

 

令和4年10月末が交付申請期限となっており、申請の際に省エネ計算が必要になりますので、
弊社でも計算のご依頼を頂いております。

新築の場合は、省エネ性能により補助金額も変わってくるため、
必要な数値要件に関してまとめてみました。

 

 

①ZEH、NearlyZEH、ZEHReady または ZEH Oriented を満たす住宅
→強化外皮基準(※)に適合し、再生可能エネルギーなどを除き、
基準一次エネルギーから20%以上の一次エネルギー消費量が削減される性能の住宅

・・・100万円/戸

※強化外皮基準…地域区分ごとの外皮熱熱貫流率の基準値より、更に厳しい基準です。
(例)東京都【6地域】省エネ基準0.87 ⇔ 強化外皮基準0.6

補助金額が一番多いですが、外皮性能・一次エネルギー消費量ともに、
省エネ基準値を大きく上回る性能が要求されます。

 

②高い省エネ性能等を有する住宅
→a)認定長期優良住宅、b)認定低炭素住宅、c)性能向上計画認定住宅

・・・80万円/戸

a)b)c)で要件が異なりますが、一次エネルギー消費量が基準値より10%削減されていること、
または外皮性能と一次エネルギー消費量共に基準値をクリアしている事等が求められます。
但し、認定基準には耐震性や高齢者等対策等、省エネ以外の性能を求められるものもあり、注意が必要です。

 

③一定の省エネ性能を有する住宅
→断熱等級4 かつ 一次エネルギー消費量等級4を満たす住宅

・・・60万円/戸

外皮性能・一次エネルギー消費量ともに省エネ基準をクリアしていれば、
要件を満たせます。

 

以上の様な要件となりますが、外皮計算において、
「外皮面積を計算しない方法」、「モデル住宅法」の様な簡易計算では数値が不利側となったり、
一部認定には「モデル住宅法」は使用出来ない場合もあります。
弊社では「標準計算法」を用いての申請をお勧めします。

弊社は「標準計算法」に関して多数の実績があり、
補助金申請に必要な計算書作成を承っております。
本事業は共同住宅に関しても同様に申請対象となっており、こちらも豊富な経験で皆様をサポートいたします。